小学校低学年のお子さんの例です。
家では明朗だが、人見知りなところがある子どもでした。進級後、教室で気持ち悪くなるようになり、給食を食べると戻してしまうようになりました。それがこわくてずっとモグモグ飲み込まないため先生に注意されるようになりました。また、授業中や外出時などどうも緊張すると頻繁にトイレに行くようになり、いよいよ親が心配するようになり、受診しました。
話をよく聞いてみれば、進級時に担任が変わったことがきっかけのようでした。はじめは誰もそれに気付けなかったようです。通院してから2ヶ月ほどは診察中もトイレに立ったりしていましたが、本にとは一緒に絵を書いたり話をし、お母さんとは「神経が敏感な体質も関係しているが、ひどい病気ではない」ことをフォローしながら、担任の先生にどう伝えたらよいかを少しずつ助言しました(急ぎすぎないのが肝心なのです)。
一時的に子供向けの緊張緩和のおくすりを出しましたが、1年後には症状が改善し、薬の必要もなくなったため、通院を終了しました。
* プライバシーや守秘義務に差し障らないよう、これまでいらした複数の患者さんの話を混ぜ合わせて書いています。部分部分の表現は実際にあったものですが、実在の個人が特定できないように書いています。また、宣伝用の誇張はしていません。
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